2013年2月アーカイブ

県内感染症情報 第8週

2月も今日で終わります。
診察をしていると、インフルエンザは徐々に減少していますが、
感染性胃腸炎はほぼ横ばい状態です。

第8週、県内感染症状況です。

インフルエンザは県下全体では13.8ポイントと、第7週の19.3ポイントより低下しています。
しかし、県東部では13.8ポイントであり、県内でも流行が目につきます。
定点の報告では2000人台。第6週の4000人台から低下。
しかし、県下全体で見ても、注意報レベルの10ポイントは依然として超えており、
引き続きウガイ、手洗いの励行をお願いします。
また近隣の診療所でも、B型の検出は極僅かであり、今後B型の持続傾向が懸念されます。

感染性胃腸炎に関しては、引き続き流行は続いており、
県下全体で9.04ポイント。
県東部では10.16ポイントを観察しており、第7週よりも増加しています。

以上第8週の感染症情報です。
花粉症も現れ、春の気配ですが、依然インフルエンザ、胃腸炎ともに注意報レベルを維持しています。
最後のひと踏ん張り。くれぐれもご注意ください。

県内感染症情報 第6週

県内感染状況です。

インフルエンザに関しては、定点報告で4404名。
前週の5271名から、僅かに減少傾向にあります。
県内全体で31.69ポイント、東部地区36.16ポイントといずれも第5週を下回って来ました。
診察をしていても、確実に患者数が減少していることを実感します。
予想通り第4・5週をピークに、徐々に減少しています。

但し、近隣の先生方と話をしていても、現在A型インフルエンザが主流をなし、B型は殆ど認められません。
この様な傾向の場合、2月下旬からB型インフルエンザが始まり、3月一杯続く事があります。
まだまだ、油断せず予防に努めてください。

感染性胃腸炎に関しては、依然として定点で700~800人の患者さんが報告されています。
特に御殿場、富士地区では依然として猛威をふるっています。
38度台の熱発を伴う物から、軽度の胃腸症状の患者さんまで様々です。
此方の感染に関しても、引き続き予防に努めましょう。

県内感染症情報 第5週

県内の感染症情報です。

インフルエンザは現在A型を中心に、今週がピークを迎えそうな状況です。
定点報告数は、先週まで第3週2797人、4週4879人と倍数で増加していましたが、第5週になり5271人と、人数では最大になっていますが、増加のペースは衰えてきました。
県内全体で37.92ポイント。県東部では44.1ポイントとなり、西の方から徐々に減少しています。

感染性胃腸炎は、1月より定点で800人前後が続き、一定数の患者発生状態を保っています。

今後の予測ですが、インフルエンザに関しては、例年の経過で見れば、
第6週以降B型インフルエンザの発生はありますが、3月初めに向かって
減少する事が予測されます。

3月には、国公立の高校、大学入試が控えており、今後も気を緩めずに予防に努めてください。

なお、今年は昨年と比べて花粉量も多く、そろそろ花粉症治療を希望される患者さんが増えてきました。

春はもうそこまで・・・・もうひと頑張りしましょう。
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