医療内容の最近のブログ記事

コロナ感染症

予想された事ですが、年明けからコロナ感染者が急増しています。

年末年始の人の交流、移動が誘因と思いますが、その後の各地方での
増加は地域内での拡散です。

当地清水町でも幾つかの集まりを起点とした感染者数増加が目立っています。

現時点で分かって居る事は、いずれも飲食を共にした人たちの中で感染が拡大しています。
オミクロン株の感染力が、以前の株と比べ強力であることは間違いありません。
例えば、これ迄は10人の会食で一人の感染が参加すると、4~5人前後の感染者が出た物が、オミクロンに代わってからはほぼ全員が感染してもおかしくない程です。

重症化率に関しては、感染が先行した沖縄が参考になりますが、沖縄は感染者に占める若者の数が多く、またワクチン接種率が本土と比べ低いなどの相違が有ります。

重症化の如何は問わず、高齢者、基礎疾患者への感染が危険なことに変わりはありません。

そして、感染の場は飛沫感染、密閉された場所でのミスト感染が主だった原因と思われます。

もう一度予防の基本に帰り、手指の消毒、換気、マスクを外しての飲食・会話に注意しこの難局を乗り切りましょう。

*感染者の減少した、昨年末から気に成って居る事が有ります。
 商店への出入りで、以前ほど手指消毒が出来ていない。
 多少の発熱、体調不良があっても会社、学校へ出掛けてしまう、
 などが散見されます。
 皆さん体調管理にもう一度目を向け、感染拡大を収束させていきましょう。

風邪の季節到来

11月に入り、咽喉の痛みを訴える風邪に加え、下痢症状を呈する胃腸炎が増えています。

毎年の事ですが、風邪の季節がやってきました。

コロナ、インフルエンザばかりが話題になっていますが、咽喉風邪、胃腸炎が先行して流行っています。

この冬も引き続きコロナには要注意ですが、インフルエンザ、季節性風邪も予防法は一緒です。

これ迄の様に、ウガイ、手洗い、マスク着用、屋内では換気と湿度に気を付けましょう。

この冬を無事に乗り越え、皆で良い春を迎えましょう。

コロナ対策の見直し 1月11日現在

静岡県も新規感染者数が増加の一途を辿って居ます。
病院でのクラスターも収束はしていませんが、やはり職場、飲食の場を中心とした感染がもとで、家庭内へのウイルスの持ち込みが起こって居ます。

そこで皆様が出来る対策の見直しです。

1)不織布のマスク着用
 例年1・2月は風邪の流行時期であり、ウイルスも活発になる時期です。
 人との接触時には不織布のマスク を着用するようにしましょう。
 東大の研究でも、お互いに不織布のマスクを着用した場合、
 飛沫の飛散防止、吸入予防効果はワクチンの効果に近い事が
 確認されています。
 布マスク、ウレタンマスクでは同様の効果は確認されていません。
 
 *周りに人の居ない屋外では布・ウレタンでも構いません。
  人との距離の近い場所では、不織布のマスクを着用しましょう。
  マスクを使い分けましょう。

2)ウイルスは人と人の接触で伝搬します。
 その抑止効果としては、一人一人の行動変容が大事です。
 仮に50%の人出を減らす・・・・大変な事のように思いますが
 ①週四回行っていた買い物を二回にする
 ②ご主人と二人で入って居たスーパーに一人で入店する・・・運転の旦那
  さんには車で待ってもらう。
 ③週一回の外食を、二週間に一回に減らす・・・等々
 限局的ですが、これで特定の場所での人出は50%削減 できます。
 意外と簡単ではありませんか?

3)可能な方は、進んでテレワークをお願いします。
 可能な限りテレワークにすることで、感染のリスクは確実に軽減できます。
 一方、製造業、エッセンシャルワーカー等の方は現場に居なくては仕事
 になりませんが、仕事場での感染リスクは意外に低いと考えられてます。
 仕事以外の場、例えば昼食時、更衣室、仕事終わりの一杯、カラオケ
 などに注意してください・・・要はマスクを外す場所 ですね。
 仕事場ではマスク厳守、そしてマメな手洗いと消毒を行い、ウイルスを
 自宅へ持ち帰らないよう注意しましょう。
 自宅はホッとできる場所 で在る様、皆さんで注意してください。

*おまけ
4)実効再生産数(Rt)
 最近話題の言葉ですが、簡単に言えば一人の患者さんから何人の人へ
   うつすか?と言う事です。
 Rt=1であれば一人から一人。
 2であれば一人から二人、二人から四人、四人から八人・・・所謂ネズミ
 算的増加です。
 昨年の4月頃はRt2.37まで上昇していますが、その後は下降しています。
 しかし母集団の急激な増加の為、実際の感染者数は鰻昇り。
 この数字を1以下にすることが重要です。
 例えばRt=0.5になれば、最初の一人から0.5人。
 次は四人から一人と、感染は急速に収束へ向かいます。
 その為にも、人と人の接触を減らす行動変容は重要なカギと成ります。

*皆さんも無暗に恐れることなく、自分の出来る予防を継続しましょう。
 
 

当院の感染対策 (8月7日)

緊急事態宣言解除後、案の定感染者数は全国的に増加しています。

これはPCR検査の増加にも在りますが、大事な点は陽性率、重症者数に在ります。

大都市と比べ、医療者数、医療施設共に圧倒的に不利な地方都市に於いては、これ以上の事態を引き起こさない様、皆で継続して注意をしていきましょう。

 *三密を避ける 
 *日頃一緒にいる家族以外では、飲食等、飛沫の飛び
  交う状況には注意が必要です。
 *ウイルスを家庭外から家庭内へ持ち込まない様、家族
  全員で注意しましょう
 *手から口鼻への感染を防ぐため、手をはマメに洗いま
  しょうち。

当院のコロナ対策:

①入り口にアルコールを用意してあります。
 出入りの際は必ず手指の消毒をお願いします。
 同時に、マスク着用をお願いします。

②院内の窓は常時解放し換気を行っています。
 空気清浄機、サーキュレーターは常時稼働しています。

③院内ではスタッフが直接患者さんと接しない様、ビニー
 ルシートを設置しています。
 またカウンター、手すり、診療器具など患者さんの接する
 場所は、必要に応じ消毒を行っています。

④従来よりの予約システムを活用し、患者さん同士が集中
 しない様分散をお願いします。

⑤風邪外来を設け、風邪症状の方と一般の患者さんの
 接触が無いよう努めています。

⑥また定期受診の方も、風邪症状が気に成る時は、
 必ず事前に電話連絡をお願いします。

⑦以上予防策に努めていますが、其れでも受診に関して
 心配のある方はいらっしゃると思います。
 その様な方は、先ず何時も通り予約を取り、当日クリニッ
 クへ事前電話連絡をお願いします。

⑧慢性疾患の方が受診中断する事は、コロナとは別の意味で
 危険な事です。

コロナ感染は長い戦いと成ります。
新たな生活様式を身に着け、日常生活で過剰に汲々とせず、かつ必要な予防を継続していきましょう。

自分達の身は、自分で守ろう

最近のコロナ状況について、「院長の独り言」に書いてみました。

宜しければお読みください。

コロナウイルス関連

4月2日、近隣の町でコロナウイルス感染者が確認されました。

危惧していた事が現実と成りましたが、全国的な動向を見ても、決して避
けらる事ではなかったと思います。

むしろ皆様の努力のおかげで、之まで感染拡大がよく防げていたと思い
ます。


今後も皆様に於かれましては、冷静沈着に、
之まで通り不要不急の外出、集まりを避け、外出時にはまめに手を洗い、またその手を顔へ持って行かない! を守ってください。

感染者がでた事は避けられない事でしたが、今後の拡大を防ぐ事は皆さんの日々の注意で十分に行う事が出来ると思います。

思った以上に感染が長引き、皆さんも不自由な思いをされていると思いますが、此れからが正念場と考え、なお一層の注意をお願いします。

コロナウイルスに関する情報 3月1日現在

新型肺炎が話題となって居ます。
これまでの情報をもとに、「院長の独り言」に予防法を記載しました。
宜しければ参考にしてください。

日々情報、対応が変化しています。
下記最新情報をご確認ください。


1)風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方。
 (解熱剤を服用している方を含む)

2)高齢者、基礎疾患のある方で、37.5度以上の発熱が2日以上続く方。

3)妊婦、免疫抑制剤使用中、抗ガン剤使用中の方。

上記内容に該当する方は、東部保健所「帰国者、接触者相談センター」へ電話でご相談ください。

        電話:090-7038-4742

現在、国内では通常のインフルエンザ、季節性胃腸炎が主体です。
小児ではB型インフルエンザの流行が継続しています。
手洗い、ウガイを行い、身近な感染症を予防する事が、新型コロナウイルスの予防にもつながります。

上記以外の方も、熱・咳の症状のある時は、受診時マスクの着用をお願いします。

院内感染予防の為、ご協力をお願いします。

静岡県感染症動向 第一週

令和二年、第一週の静岡県感染症動向を教えらせします。


1)インフルエンザ感染症
 昨年末、第49週から増加し、52週をピークに定点観測で26前後まで
 増加したインフルエンザは、令和二年第一週現在県下全般で定点当
 たり14.0、県東部13.52と減少しています。

 此れには年末年始の陽気が温暖であった事、また会社学校がお休み
 で在った影響も考慮しなければなりません。

 通常会社学校が始まると共に、感染者数は増加傾向を示します。
 実際今週半ばから、外来での熱発者は増加傾向にあり、今後第4週~
 5週をピークに増加が予想されます。

2)感染し胃腸炎
 昨年末51週をピークに定点観測で7.5まで増加していましたが、今年に
 入り1.81と減少。
 今後インフルエンザと同様に、会社学校での感染増加が懸念されます。


例年の統計を当てはめると、インフルエンザに関しては第四~五週に向かい急増する事が予測されます。

比較的暖かな天候の続く本年ですが、油断する事無く、ウガイ手洗い、また外出時にはまめに飲水する事で咽喉の乾燥を予防しましょう。

インフルエンザワクチン

11月1日(金)より
インフルエンザワクチン接種を開始します

例年開始直後が大変混雑します。
現時点で急ぎ接種する必要はありませんので、慌てずに受診をお願いします。

1: かかりつけの方は、診察の際に窓口で接種希望とお伝えください。

2: かかりつけの方で診察とは別に接種希望の方は、通常とおり予約順番
    をお取りください。

3: 初診の方は保険証を持参し、直接窓口までお越しください。

*接種のみで受診の場合も、診察順に接種を行いますのでお待ち頂くこ
 とが有ります。予めご了承ください。


*三島市在住の65歳以上の方も、市町の補助券が利用できます
 接種の際忘れずにお持ちください

*小学生以下のお子さんは2回接種が基本となります
 11月半ばまでには初回接種を済ませるようにしてください

*小児ワクチン接種については、当院受診歴のあるお子さんは通常とおり
 受診予約をお取りください。初診のお子さんは、安全確認の為10歳以上と
 させて頂きます。申し訳ありませんが、それ以外のお子さんは小児科での
 接種をお願いします。

*12月半ばまでの接種をお勧めします

既に各種の風邪がはやりつつあります
ウガイ・手洗いを十分に行って予防に努めましょう

静岡県感染症動向 第3週(1/15~1/21)

毎日の診療の場でも、イフルエンザの患者さんが日々増加しています。

今回は第三週の感染症状況を報告します。


   *インフルエンザ感染
       全県下定点観測 : 67.92
       県東部     : 89.1      増加

   *感染性胃腸炎
       全県下定点観測 : 6.47
       県東部     : 6.16    やや増加

インフルエンザの定点観測数は、2015年・17年ではピークで45~50となっています。
いずれも2~4週目がピークと成っています。

今年はA・B型共に年明けより流行し、かつ年末のワクチン接種が例年ほど十分に行えなかった事からも、定点の数字は群を抜いたものと成っています
(東部では例年の近い患者数です)。

例年であれば第四週~5週の現在がピークとなる可能性は有りますが、この後A・B共にどのような減衰カーブを取るか今の処不明です。

どちらにせよ2月一杯は油断大敵な状況と考え、ウガイ手洗いを継続してください。

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