2016年1月アーカイブ

静岡県感染症動向 第3週(1/18~1/24)

成人式以来冷え込みの強い日が続きました。

この影響か、インフルエンザの流行が始まりました。

週末に沼津夜間救急センターで勤務してきましたが、イフルエンザを含め熱発の患者さんでひっきりなしの状態でした。

いよいよ風邪症候群の季節が始まった様です。

では、第3週現在の県内感染症動向をお知らせします。


インフルエンザ : 全県下 9.09  増加
            県東部 11.72  増加   全県下で急増を認めます

感染性胃腸炎 : 全県下 10.85  増加
            県東部 11.41  変わらず

A群溶連菌感染 : 全県下 5.83  増加
             県東部 11.16 増加

インフルエンザに関して、今年は最近5年間では一番流行の遅い年となっています。
例年通りの増加傾向で在れば、今年は7週前後にピークを迎え、長ければ3月一杯流行が続く危険性が有ります。

一先ず2月一杯は流行の最盛期と考え、ウガイ・手洗いを継続してください

静岡県感染症動向 第一週 (1/4~1/10)

成人式を境に、一月らしい冷え込みになってきました。

外来をしていると、感染性胃腸炎の再燃が目立っています。

最新の感染症動向をお知らせします。

インフルエンザ感染症 : 全県下  1.71
                 県東部  2.50   ともに増加
         
         流行の目安となる定点観測指数 1 を共に超えてきました


感染性胃腸炎     : 全県下  10.09
                県東部  11.13  再上昇

流行性耳下腺炎(おたふく風邪) :   全県下  1.4
                       県東部  3.63  上昇

気温の低下、乾燥が続いています。
ウイルスの増える条件が揃い、之からが風邪本番となるでしょう。

インフルエンザの流行時期が遅くなった年は、3月頃まで流行が長引くことが有ります。

室内の乾燥を防ぎ、ウガイ手洗いをますます励行してください。

静岡県感染症動向 第53週(12/28~1/3)

明けましておめでとうございます

例年に無く暖かな暮正月を迎えられ、インフルエンザを含む風邪症候群は現在の処流行の兆しは認めていません

今回は年末年始の感染症動向をお知らせします

昨年内流行した胃腸炎、RSウイルスは減少傾向に入り、僅かづつですがインフルエンザが増加傾向にあります


インフルエンザ: 全県下 0.46  増加
            東 部  0.68  増加 
       ともに増加傾向にありますが、流行にはまだ隔たりが有ります

感染性胃腸炎: 全県下 5.15  減少
           東 部  4.59  減少

RS ウイルス感染: 全県下  0.75  減少
             東 部   0.28  減少

A群溶連菌感染: 全県下  1.78  減少
            東 部    3.34  減少

之までの例を挙げれば、インフルエンザは今後第3~4週に掛けて増加する傾向が有ります
温度、湿度などの関連もありますが、このような年は3月まで流行が長引くことがあります

インフルエンザはこれからが流行の時期です
なお一層ウガイ手洗いを励行してください

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