2016年2月アーカイブ

静岡県感染症動向 第7週 (2/15~2/21)

そろそろ春の気配も感じられる日が増えてきましたが、毎日の外来ではインフルエンザが今まさにピークを迎えつつあるようです

第7週の感染症動向を記載します


1) インフルエンザ感染症 : 県下全般 41.85
                    県東部   43.00
       
     ともに増加していますが、第4週から5週に掛けての急激な増加は
     落ち着いたようです
     例年の通りなら、之から約1~2週間のピークを迎え、3月半ばにかけて
     流行は継続していく模様です

2) 感染性胃腸炎 : 県下全般 5.65
               県東部  6.03  
     
     ともに減少傾向ですが、外来ではインフルエンザ以外の感染症と
     しては、いまだに流行は継続していると感じます

3) 流行性耳下腺炎 : 県下全般 0.89
                 県東部  1.81    ともに再増加~横這い

4) A群溶連菌感染 : 県下全般 6.94
                県東部  15.69    やや増加~横這い

あと1~2週間はインフルエンザの流行期間と考えてください
現在小児の流行はピークを越えたようですが、例年成人の流行のピークは1~2週遅れる様子です

今年は流行の始まりが遅かった分、3月半ばまで長引く恐れが有ります
ウガイ・手洗いを行い、なお一層の注意を続けてください

静岡県感染症動向 第4週 (1/25~1/31)

立春を迎えましたが、寒さは今が本番の様です。

一月半から受診者数が増加を始めたインフルエンザ感染も、いよいよ本番となり注意報レベル(定点観測10以上)となってきました。

第4週の県下の感染症情報です。


インフルエンザ :  全県下  19.5
             県東部   19.84  ともに増加


感染性胃腸炎 :  全県下  9.03   減少
             県東部  8.97    減少

流行性耳下腺炎 : 全県下  0.66
              県東部  1.63  ともに減少

A群溶連菌感染 : 全県下  7.19   増加
             県東部  16.19  増加

以上の様にインフルエンザの増加が目立ちます。
また県東部でも気温の低い地方では、A型に加えB型の流行も始まった様です。

外来でも同様の傾向ですが、今回のデーターとは違い、感染性胃腸炎は相変わらずの流行が続いている印象です。
またインフルエンザも、今の処爆発的流行という印象は有りません。
どちらかと言えばダラダラとした増加と言う印象で、このような年は終焉が遅れる事が有ります。

ワクチン接種をした方も油断をせず、ウガイ手洗いを行い予防に努めてください。

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