2013年1月アーカイブ
この一週間、県内インフルエンザの患者数は、前週と比べほぼ倍の数となっています。
静岡県東部では23.8ポイント(県全体では30ポイント超)。
今年の流行形態は、2009年、2012年と同様の経過を示しています。
かりに今後も同様の経過であれば、ピークは第5週(今週から来週に掛けて)となり、その後B型インフルエンザを加えて、3月初めまで徐々に減少しながらも、続くことになります。
また、感染性胃腸炎は先週からほぼ横ばいの状態が続いています。
県東部では6.08ポイントです。
当院でも、毎日数名の患者さんが受診しています。
受験シーズンとなり、心配顔で受診される親子さんを多く認めます。
前回第3週のブログにも記載しましたが、手洗い。、うがいの励行をお願いします。
詳しくは静岡県公式ホームページ・・ふじのくに・・をご覧ください。
1月になり、寒さが本格化しています。
また、乾燥した日が続き、インフルエンザの増加と共に、
感染性胃腸炎の再燃傾向を認めます。
第3週:県内インフルエンザ 26.62ポイント(10以上で警報レベル)。
最近一週間で患者数はほぼ倍の増加を認めます。
感染性胃腸炎 7.91ポイント。県東部ではこの2週間患者数横ばい。
診察をしていても、日によってはインフルエンザの患者さんと
ほぼ同数の患者さんが受診しています。
例年の傾向では、このような流行状態の年は、インフルエンザのピークは
第5週~6週になる事が多いようです。
感染経路を把握し、対策を徹底するようにしましょう。
下記に感染経路を記載します。
1)飛沫感染:感染者の飛沫は、約2~3メートル飛散すると考えられます。
一番の予防は、感染者の方にマスクをして頂く事ですが、
インフルエンザと診断以前の方も多く、確実な予防とは言えません。
鼻腔・咽頭感染を防ぐには、先ずうがい、口鼻の周囲の清潔を保つ事が
重要です。
また、比較的密閉された狭い空間では、マスクで鼻から顎の下までを
出来るだけ密着する様に覆うと有効です。
マスクの着脱は、ひもの部分を持って行いましょう。
但し、マスクは限られた条件のみ有効です。過信しないようにしましょう。
2)接触感染:飛沫感染意外にも、ウイルスに汚染された物に触れることで生じる、
接触感染があります。
外出後の手洗いで、ある程度予防できますが、診察中観察していますと、
手で口、鼻周囲を触れる患者さんを多く見かけます。
手洗い前のこのような行為で感染する恐れもあります。
また、感染性胃腸炎では、患者さんの排泄物が一番の感染源となります。
小さいお子さんのいる家庭では、お子さんの排泄物の処理をする際に、
感染する事が多くあります。トイレ、洗面所の衛生環境に注意しましょう。
このほかにも、室内の乾燥はウイルスの拡大を助長します。目標としては60%と言われて
いますが、少しでも乾燥を防ぐよう、加湿器など積極的に利用して下さい。
少しでも感染の拡大を防ぐためにも、皆さんに日々の注意をお願いします。
明けましておめでとうございます。
年明け早々から、本格的な寒さが続いています。
同時に乾燥した状態が続き、各種感染症の流行が始まっています。
近隣でも、インフルエンザが年末より観察され、
年が明けて、本格的な流行の兆しを認めます。
現在A型インフルエンザが多く認められますが、施設によってはB型も同数確認されています。
同時に昨年から流行中の、感染性胃腸炎の患者さんも、未だに多く受診されています。
これから学校、職場での流行が予測されます。
手洗いうがいを励行しましょう。
万が一、咳、発熱の症状が出た場合には、患者さん自身がマスクを着用し、周囲への飛沫感染予防に努めてください。
インフルエンザ等の感染経路に関して、2012年1月の院長の独り言に記載しています。
宜しければ参考にしてください。