本日1月9日が実際の年明け診療となりました。
12月は子供たちを中心に、裾野市より北でA型インフルエンザ、其れよりも南でB型インフルエンザの流行が有りました。
年明けA/B混在の大流行を心配していましたが、案の定正月明けの今日はA/B混在して流行の兆しが見てとれます。
という事は、例年のA/B其々が一定の間隔をあけて流行する状況と較べ、一時期に数の上でも上回る恐れがあります。
静岡県の昨年最後の感染症動向を報告します。
1) インフルエンザ感染症 全県下定点観測 22.43
県東部 22.96
共に増加
2) 感染性胃腸炎 全県下 7.43
県東部 7.91
共に減少
年末にかけて胃腸炎は一時的に減少したようですが、今日の外来では再び流行の兆しが見て取れます。
インフルエンザの流行は2017年を取ると49週目から増加し、新年4週目にピークを迎えていますが、一方2016年は年が明けて7~8週前後がピークとなっています。
今年の傾向を当てはめると、2017年に近い形の流行が予測されますが、前にも書いた通りA/B同時発症していますので、全体の数、流行のピークは現在の処読めない状態と思います。
ウガイ・手洗いの一層の励行をお願いします。