2015年10月アーカイブ

静岡県感染症動向 第43週

最近では、外来を行って居ても日々風邪症状の患者さんが増加している印象を受けます。

県内第43週の感染症動向を挙げておきます。

① 感染性胃腸炎
    全県下  定点3.12 増加
    県東部     3.03 変わらず

② RSウイルス感染
    全県下   0.98  減少
    県東部   1.25  減少

③ A群溶連菌感染
    全県下   5.28  増加
    県東部   12.6  増加

TV報道などで騒がれているインフルエンザに関しては、全県下で0.09 
県東部0.35と流行には至って居ません。

10月は晴天が続き空気が乾燥して居ました。ウイルスの繁殖を助ける条件がそろっており、今後益々のウガイ・手洗いの励行に心掛けてください。

インフルエンザ ワクチンに関するお知らせ

本年度は10月26日(月)よりインフルエンザワクチン接種を開始します。

1: かかりつけの方は、診察の際に窓口で接種希望とお伝えください。

2: かかりつけの方で診察とは別に接種希望の方は、通常とおり予約順番
    をお取りください。

3: 初診の方は保険証を持参し、直接窓口までお越しください。

接種のみで受診の場合も、診察順に接種を行いますのでお待ち頂くことが有ります。予めご了承ください。

なお本年度からワクチンが3価から4価へ改善されて居ます。
之によりワクチン単価がおよそ1.5倍へ上昇したため、患者様にもご迷惑をお掛けしますこと御理解下さい。

静岡県感染症動向 第40週

今年もこの情報を書く時期に成って来ました。

日常での診療でも風邪症状の患者さんが増えて居ます。

以下に第40週の県内感染症動向を記載します。

A群溶連菌感染
  全県下罹患者数 282
  定点報告 3.17  増加  
  県東部     6.06   増加

感染性胃腸炎
  全県下罹患者数 271
  定点報告 3.04  増加
  県東部   3.34 増加

他にはRS感染症、手足口病などがまだ流行中ですが、毎週ごとに罹患数は減少して居ます。
インフルエンザ感染症は、現時点では流行には達して居ません。

今後は例年の如く、感染性胃腸炎・インフルエンザ感染症が増加する物と考えられます。
手洗いウガイを励行いし、注意を怠らないようお願いします。

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