この一週間は、診察をしていてもインフルエンザ患者さんの減少傾向を感じます。
第5週の感染症動向です。
インフルエンザ
全県下 38.8
県東部 45.9
県中部 40.7 いずれも20ポイント近く減少
感染性胃腸炎
全県下 6.58
県東部 8.06
県東部 5.22 いずれも増加から横ばい
A郡溶連菌
全県下で増加中
以上の様にインフルエンザについては減少傾向ですが、此処に来てワクチンを接種していない方々でも38度程度の熱発で終わる傾向が見て取れます。
診察の印象としても、咽頭発赤、頚部リンパ節腫脹などの所見に乏しく、経過症状からインフルエンザを疑い検査をすると陽性を示す例が増えています。
例年ピークを過ぎると、典型例が減る傾向にありますが、矢張り倦怠感、朝はさほどで無くとも夕方からの熱発など、一般の風邪とちょっと違う症状が有りれば早めに診察をお受けください。
前回にも書きましたが、今年の流行経過は2018年と似た形を呈しています。
明らかな流行の終息は第10週頃となる見込みです。